ワールドワイドに活躍しよう! 自費出版した本をAmazonで販売する方法

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2016-09-29

ワールドワイドに活躍しよう! 自費出版した本をAmazonで販売する方法

コラム

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自分で本を出版してみたい――ちらっとでも考えたことがある人は多いのではないでしょうか。そんな本の販売に、いまや欠かせない存在であるのがAmazonです。Amazonで、自費出版した本を販売することはできるのでしょうか。

自費出版の本をAmazonで売ることはできる?

「ISBN番号」のついた本ならば、自費出版でもAmazonで売ることは可能です――結論からいえば、このようになります。 「ISBN(アイエスビーエヌ)」とは「International Standard Book Number」の略で、「国際標準図書番号」と訳されます。書籍などの図書を特定するために付されるコードで、世界共通。「ISBN XXX-X-XXXXXX-X-X」などのように表示されます。 このコードによって、どの国のどの会社から出版されたものかがわかるようになっており、書店での予約や取り寄せ、インターネットでの検索などが簡単にできるようになっているのです。

日本ではこのコードを「日本図書コード」「図書JANコード」として利用しており、書店などで販売する本のほとんどがこのコードを取得しています。 自費出版の場合、ISBN番号(日本図書コード)を取得してつけるかどうかは著者の自由とされています。取得すると書店流通にのせることができるようになりますし、国内のデータベースにも登録されるなど、いろいろなメリットがあります。

Amazonへの出品方法

Amazonで販売するには、大きく分けて「Amazon出品(出店)サービス(マーケットプレイス)」を利用する方法と「Amazon e託販売サービス」を利用する方法があります。

Amazon出品(出店)サービス(マーケットプレイス

出品商品はAmazonが販売する商品と並べてサイトでに並ぶことになり、購入された本は自分自身で購入者へ発送します。大口出品と小口出品があり、費用のかかり方が異なります。 大口出品は、月間登録料4900円を支払って出品します。本が売れたときの基本成約料は発生しませんが、1冊あたり販売価格の10%の販売手数料とカテゴリー成約料60円がかかります。 小口出品は、月間登録料は無料です。本が売れたときは基本成約料を1冊100円支払います。

販売手数料は大口出品と同じく、1冊あたり販売価格の10%。カテゴリー成約料60円も大口出品と同じです。 月に50冊以上販売できる見込みのある“大口”の出品であれば、大口出品のほうが得というわけです。一方、固定料金がかからず、数冊単位の販売でも試しやすいのが小口出品ですが、こちらはAmazonで販売していない本は出品することができません。書店での流通がないような本の場合は、小口出品は難しいということになります。

Amazon e託販売サービス

Amazonの配送センターに在庫を預け、商品の販売から配送までをAmazonに委託する方法です。年会費は9000円で、1年単位で更新します。手数料は販売価格の40%かかります。 この方法のメリットは、Amazonが販売管理や発送を行ってくれること。Amazonへ送る際の送料は出品者の負担となりますが、あとはAmazonにまかせられるわけです。

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注意点

自費出版の本をAmazonで販売するにはISBN番号が必要というのは先にのべたとおりですが、Amazon e託販売サービスを利用するには、ISBN番号が書籍にバーコード印刷されている必要があります。 そのAmazon e託販売サービスには、Amazonに配送までまかせられるという利点がありますが、預けられる在庫の数はAmazonが任意で決めることができるとされています。「100冊作ってAmazonに預けてしまおう」と思っても必ずそうできるとは限らず、売れ残りのリスクや管理の手間が実質的にあまり削減できない可能性もあります。

また、Amazonマーケットプレイスでは、新品の本を売ることができないとされている点にも注意が必要です。「新品同様」と記載するなど説明などでカバーすることは可能ですが、せっかく出版したできたての本を新品として扱うことができないのは、気分的にはあまりいいものではないでしょう。

まとめ

Amazonは、いまや従来の書店をもおびやかす勢いのある、利用者が非常に多い販売チャネルです。Amazonで販売することができれば、それだけ多くの人の目にとまる可能性があり、販売機会を増やすことができます。 Amazonを利用できるかどうかは、ISBNに番号・バーコードの取得が鍵になります。自費出版を考えるときには、あらかじめこの点も考慮してサービスを選択するといいでしょう。