初心者でも安心・安全! 10分でマスターできる、はじめての「自費出版」

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2016-09-29

初心者でも安心・安全! 10分でマスターできる、はじめての「自費出版」

コラム

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「自分の書いた小説を本にしたい」「趣味の写真を写真集にしたい」――内容はいろいろですが、いつかは本を出してみたいと思う方は少なくないでしょう。とはいえ出版不況も叫ばれるなか、本を出版するのは簡単ではありません。そこで考えたいのが「自費出版」です。

自費出版とは?

「本の出版」と聞いて多くの方がまず思い描くのは、「作家が書いた小説の書籍を出版社が発売する」といったイメージではないでしょうか。 少し前、出版社の編集部を舞台にしたドラマが人気を博しました。ドラマに出てきたのは漫画の編集部でしたが、編集部員が作家や書店店員と協力して作品を本の形で世に出していました。あれがいわゆる「商業出版」です。 それに対して「自費出版」とは、著者自身が企画し、「本を出そう」と動いて出版へとこぎつけます。商業出版との大きな違いは、「費用を誰が負担するか」です。 商業出版は、出版社が制作費用を負担します。お金をかけて出版し、その売り上げから利益を得るというビジネスです。したがって、本の内容にも「売る」という視点が大きく関わることになります。 一方、自費出版は著者が費用を負担します。本の出版には実に多くの工程がありますが、そうした対応も自分でする必要があります。判断もすべて自分がしなければなりません。時間・手間・費用といったコストを賄う力と、最後までやりとげる覚悟が必要といえます。 しかしその分、誰に何を言われることなく、内容もすべて自由に決めることができるのが自費出版です。機会が与えられるのを待つのではなく、自ら出版機会を生み出すことができるのです。

自費出版にはさまざまなタイプがある

「全部自分でする」――それが自費出版の原則ですが、最近はその工程を外の会社に依頼できるようになってきました。これによって、自費出版のハードルはぐんと下がっています。そうした状況を踏まえて、自費出版にはいくつかのタイプがあります。

印刷会社に依頼する

印刷会社が得意とするのはもちろん印刷。用紙選定や本の体裁を整える製本も請負っています。自費出版でも、この印刷まわりをプロの印刷会社に依頼するというわけです。 メリットは、印刷や装丁にこだわった出版が得意ということ。「きれいな印刷で写真集を出したい」「作品集を豪華な装丁にしたい」といった相談も、豊富なノウハウをもつ印刷会社ならしやすくなります。 デメリットは、印刷・製本以外の工程は依頼できない場合が多いということです。作品を本にするためには、表紙や中身のデザインをしなければなりません。間違いのない本にするためには校正も必要です。そうした工程も自分で行う必要があります。 そして、原稿を印刷するためには、印刷用のデータにして印刷会社に渡す必要があります。データは仕様が細かく定められており、不備があれば印刷することができません。この印刷用データも自分で準備することになります。知識がない人にはハードルが高い作業です。ただし、最近では印刷用データの作成も依頼できる印刷会社が増えてきました。

出版社に依頼する

商業出版を行う出版社が事業の一つとして自費出版サービスを提供しているケースもありますし、自費出版を専門で扱う出版社もあります。 大きなメリットは、デザインや校正といった制作工程や印刷用データの準備のサポートを受けられるところにあります。出版のプロが出版までの道のりをフォローしてくれますので、安心して作品の質を高めることに集中できるでしょう。 そして、書店販売への道が開けることも重要なポイントです。一般の人が書店で本を販売することはとても難しいですが、出版社を通せば可能性が広がります。 出版社が出版元になれば、本に出版社の名前が入ります。それは一つのブランドになるでしょう。出版の目的が販売や知名度向上であれば、出版社に依頼するのは大きな力を持ちます。 そのように依頼できることが多くなる分、印刷会社に比べて費用は高くなります。

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自費出版の流れ

自費出版をしようと思ったらどのように進めればいいのでしょうか。作る本や依頼サービスによって必要な工程は異なりますが、ここでは基本的な流れをご紹介します。

(1)企画

まずは、どんな本を作るのかをまとめましょう。これはどのようなサービスに依頼するとしても、自分で行わなければならないことです。 本のテーマ、概要、想定ボリューム、出版目的、部数、サイズといったことを書き出してみましょう。そして予算を決めます。

(2)依頼サービスの選定

(1)でまとめたイメージをもとに自費出版サービスを探しましょう。いくつかの会社に絞り込んで見積もりを依頼します。 出版目的によって必要なサービスは異なります。優先順位をつけて、本当に必要なサービスを選びたいものです。 費用面や支払いに関することはとくに入念に確認しておきましょう。

(3)作品の制作、印刷データの準備

いよいよ制作です。印刷用データをまかせられるなら、依頼先の指示にしたがって原稿を提出します。

(4)印刷、製本、納品

データの入稿が完了すれば、あとは印刷を待つだけです。書店で販売する場合は、取次などを介して書店に並ぶことになります。

まとめ

いまはインターネットでも、作品を発表するさまざまなプラットフォームがあります。それでも、紙の形で出版するということには、思う以上に価値やメリットがあるものです。 「出してよかった」と思えるものにするためには、何のために出版するのか、その目的のためには何が必要なのか、自身で見極めること。そして、さまざまな自費出版サービスのなかから、それに最も適したサービスを選ぶことです。 まずはいろいろなサービスを比較して、イメージを膨らませてみてください。